Contents
- 背景
- 僕の選定基準
- TypeScript と JavaScript の簡単比較
- 余談
背景
先日、40人体制の Next.js を用いたフロントアプリ制作にて、TypeScript OR JavaScript の技術選定を行ったため、その際に考えたことをまとめました。
僕の選定基準
結論としては、基本的に TypeScript 選択がよいと考えています。
TypeScriptは静的型付け言語です。
その特性として、コーディング時点でエディタのエラー検知機能により、エラーに気づける幅が広がります。そのため、TypeScriptほぼ一択なのかと考えます。(動作中に初めてエラーに気づくのは辛いです。。)
※特に、React.js/Next.js はコンポーネント指向であるため、型定義を明確に行わないと、コンポーネント間での不整合に気づかないケースが高いと考えられる。
ただし、下記両方の条件を満たす場合は、JavaScript 選択もアリかなとは思っています。
- 小規模開発であり、レビュアーの目が行き渡る
- 開発メンバが学習するコストを割きたくない
TypeScript と JavaScript の簡単比較
TypeScript | JavaScript | |
---|---|---|
メリット | 型定義とインターフェース定義ができる | 動的型付け言語のため、型をあまり意識せずとも開発できるため、学習コストが低い |
デメリット | 型を意識する必要があるため、学習コストや実装コストが高い | 型の不整合でエラーが発生しやすい |
余談
短期的に見たら TypeScript は学習コストも実装コストも高いかもしれませんが、エラー対応などの時間を含めて長期的に見てみると、結局、TypeScript の方がコスパがよいのでは?と考えております。
最後までお読みいただきありがとうございました。