Web制作の学習を始めたものの、違和感を感じる人も少なくないと思います。
下のような悩みを持つ人は多いです。
学習が辛い。私にWeb制作は向いているのかな?向いている人の特徴を知りたい。
Web制作で成果を出すためにはどんな人間になったらいいんだろうか?
僕は独学でWeb制作を独学し、81日目に案件をいただくことができました。さらに、継続して案件をいただくことができています。
ただ、すべて始めから順調にいったわけではなく、試行錯誤して今までの活動で結果を出してきました。これは、自分に一定の適性があったからこそできたことだと考えています。
また、Twitterやリアルの繋がりをみて、Web制作で結果を出している人にも共通の特徴があるようにも見えました。
そのため、この記事では、僕が学習から実案件をこなすなかで感じた、Web制作への向き・不向きについてお話ししたいと思います。
向いている人の特徴10選と活かし方
まずWeb制作に向いている人の特徴10個とその活かし方をお伝えします。
特徴①:コーディングかデザインが「好き」or「嫌いではない」
Web制作業務はコーディングかデザインがメインなので、このいずれかが「好き」か「嫌いではない」ことがほぼ必須条件でしょう。
僕は暇な時間に「そうだ!コーディングしよう!」とか思いはしませんが、やり始めると熱中してつい時間をかけすぎてしまいます。割と好きなんだと思います。
やはり嫌いだと、割く時間や思考量が少なくなってしまい、上達が遅くなってしまいます。この条件はほぼ必須でしょう。
特徴②:挑戦・新しいことが好き
挑戦や新しいことが好きな人も向いています。
Web制作分野は拡張機能や新しい技術が豊富にあります。ゆえに、新しいものをキャッチする人は、時間効率が上がったり、優れた機能を実装できたりするので、どんどん周りと差をつけていけます。
余談ですが、挑戦・新しいことが好きな人は、技術だけではなく、エンド営業に挑戦してみたり、マーケティングを生かしたSNS集客などにも挑戦していくのがおすすめです。
仕事の幅が広がったり、単価が高くなったりするので、人生の選択肢がもっと増えていくからです。
特徴③:わからないことをググるのがクセ
わからないことが出るたびにググることがクセになっている人もWeb制作に適性があると考えています。
なぜなら、Web制作における技術や知識は膨大すぎるので、調べて実装することが超重要だからです。
正しくググれは無限に新しく素敵な機能を実装してくことができます。
ググるのがクセになっている人は、そのまま継続し、ネットから情報を引き出す能力を高めていってください。その能力はWeb制作の次のステップに進んだ時にも活きるはずです。
特徴④:一人の時間を楽しめる人
一人の時間を楽しめる人もWeb制作に向いている人だと僕は考えいます。
なぜなら、Web制作者の業務は一人の時間がメインだからです。
- コーディング
- デザイン
- エラーへの対処
- 実装方法の調査
など、一人での時間がメインです。営業やチームでの開発時は、人と関わる時間がありますが、占める時間割合は少なめでしょう。
特徴⑤:Web自体が好き
Web自体が好きな人もWeb制作者に向いていると考えています。
Webが好きだと、拡張機能や便利な機能のまとめサイトなどにも興味を示すようになります。そうすると、Web制作にもよい影響が出ることもあります。
僕の場合はWebが好きで、もともとスプレッドシートを頻繁に使用したり、SEOライティングなどのバイトをしたりしていました。
その影響で、シートを用いたコンタクトをスムーズに行えますし、SEO周りの案件も少し触れます。
Web自体が好きな人はどんどん突き詰めて、Webに詳しくなっていきましょう。それが案件に繋がる可能性は十分あります。
特徴⑥:物事を割とマルチにこなせる
物事をマルチにこなせる人もWeb制作者に向いていると考えています。
ホームページやランディングページはスキルの宝庫です。下記のスキルは詰まっているでしょう。
- マークアップスキル
- プログラミングスキル
- マーケティングスキル
- デザインスキル
- ブランディングスキル
- ライティングスキル など
上記は一部になりますが、Web制作には様々なスキルがかけ合わさっています。(カタカナばっかりになってしまった)
器用貧乏で困っている人も少なくないと思いますが、Web制作は器用貧乏が活きる場所です。フル活用していきましょう!
特徴⑦:多少うまくいかなくても心は折れない
物事が多少うまくいかなくても心が折れない人もWeb制作に向いているでしょう。
Web制作はうまくいきにくい部分もあります。具体例としては下記のものがあげられるでしょう。
- エラーが頻発して全然直らない
- クライアント様の直感でデザインに修正が入る
- 競合が多いのでタイミング次第では報われないケースもある
こういったことにめげず、すべてを自己責任と考え、自分をさらに高めていける人がWeb制作に向いていると僕は考えています。
僕もコーディングしてもエラーは頻発しますし、クライアント様から修正指示をいただくこともあります。
そういったなかで、メンタルケアをしつつ、自分を改善していくことが大切です。
特徴⑧:一種のコミュニケーション能力が高い
一種のコミュニケーション能力が高いことです。ここでいうコミュニケーション能力とは「よく話せて場を盛り上げられる人」ではありません。
Web制作の現場で求められるコミュニケーション能力は下記の通りです。
- 相手のいいたいことを適切に読み取る能力
- テキストベースで意思疎通できる能力
- こまめな報連相で相手を安心させる能力
遠距離での案件が多いWeb制作において、リモートで心地よくやりとりできる人はWeb制作への適性があるでしょう。
特徴⑨:行動して自分の強みを見つけ出せる人
行動して自分の強みを見つけ出せる人もWeb制作に向いていると考えています。
Web制作は参加のハードルが高くはないので、競合が多くなりがちです。その中で大切なのが差別化です。
しかし、インプットしてるだけだったり、考えているだけでは、差別化の方針は見えてこないし、差別化の実績は生まれません。
そこで必要なのが行動量です。行動するからこそ、自分の適性が見えてくるし、実績が生まれてきます。
特徴⑩:整理整頓が好きな人
整理整頓が好きな人もWeb制作に向いていると考えています。理由は2つあります。
1つ目が、マークアップ・プログラミングへの適正があると考えられるからです。整理整頓できる人は、自分の中で決まり事を作り、それを実行していける人です。
コーディングやデザインでは、自分の論理で決まりを作り、アウトプットしていくことが求められます。
そういったことへの適性があると考えられるのが1つ目の理由です。
2つ目の理由が、クライアント様とのやりとりにおけるきめ細やかさに繋がると考えるからです。
クライアント様とのやりとりの中では、非常に多くの量のデータやファイルを送り合うと考えられます。
その中で、相手と意思疎通しやすいようなやりとりができると、生産性も高まりつつ、お客様満足度の向上にもつながります。
こういったことから、整理整頓が好きな人は、Web制作に向いていると考えています。
不向きの人の特徴5選と改善方法
逆に、Web制作に不向きな人もいると考えています。ただ、いまは不向きでも改善できるところだと思いますので、ぜひ改善していければと考えます。
特徴①:わからなくてもググらない
わからなくてもググらない人はWeb制作を続けるのは難しいと考えています。
Web制作に使う知識は非常に膨大なので、ググりながら進めていくのが基本です。そのなかで、ググれないのは大きな不利になってしまいます。
ググれない人は下記の特徴に当てはまる人だと思います。
- ググる前に人に聞いてしまう
- すぐに諦めてしまう
- いつの間にか継続が途絶えている
こういった自覚がある場合には、ひとまずググることをクセづけましょう。最初は辛いですが、慣れると自然にググれるようになってきます。
特徴②:辛いとすぐやめちゃう
辛いと思ったらすぐに諦めてしまう人もWeb制作には不向きかもしれません。
Web制作は正直エラーとの戦いです。正直エラーと戦っていて楽しい人はいません。辛い人ばかりでしょう。
しかし、エラーを解決すると最高に気持ちがいいです。
このエラーの解決の前の辛い状態に耐えきれず、やめちゃう人はWeb制作を続けるのは難しいかもしれません。
ググっても解決できない場合には、人に聞くなどして辛くてもやめない対策を講じましょう。もし、聞く人がいない場合には、プログラミングスクールや自習コミュニティに参加して、質問できる人を増やすとよいと思います。
特徴③:わからない点を放置する
わからない点を放置する人もWeb制作には不向きでしょう。
学習で見たことのない実装方法を毎日学んだり、クライアント様の要望で、まだ自分がやったことのない機能を実装することになったりします。
そのなかで、「すぐにはわからない」ということはよくあります。そういったときに、放置する癖があると、わからないことは雪だるま式に膨れ上がれいます。
そのため、わからないことは放置せず、都度解決していくのが望ましいです。
特徴④:一人での作業が苦手
一人での作業が苦手な人はWeb制作の作業をしていて苦痛かもしれません。
先ほどお伝えしたようにWeb制作業務は一人で行う作業が多いです。そのため、一人が苦痛だと、常に苦痛を味わうことになります。
特徴⑤:行動できない
当たり前なのですが、行動できない人も向いていません。行動しないとスキルが身につかないからです。スキルが身につかないと、クライアント様の要望に応えることができません。
行動し、継続することがとても大切です。
向いていそうなのに辛い…なぜ?
上記でお伝えした「向いている人の特徴」の多くに当てはまったのに、辛い人もいるでしょう。
この章では「向いている人の特徴に当てはまっていても辛い理由」についてお伝えします。
理由①:学習時間が足りていないから
1つ目の理由が「学習時間が足りていないから」です。
スキル系はたいてい当てはまると思うのですが、「できるから楽しい」んです。僕もコーディングが楽しいなと思うようになったのは、できるようになった時期でした。
「学習時間が足りていないためにスキルが身に付いていないから辛い」という状況はよくあります。
このような場合は、成果を焦らず、理解度確認をしながら、コツコツ積み上げていってください。周りには「○日で案件獲得!」とか「月収100万円達成!」といったキラキラした実績を掲げる人がいますが、無視してOKです。
人それぞれ、今やるべきことがあるので、黙々とそちらをこなしていきましょう。
理由②:次のステップに進めていないから
辛くなってしまう理由の2つ目が「次のステップに進めていないから」です。
「あなたはWeb制作を学習するためにWeb制作を始めましたか?」
おそらく違いますよね。
- スキルを身につけ、
- 案件を獲得して、
- 収入をあげて、
- どこでも仕事できる状態を確立して、
- 理想の生活を手に入れる
だれもが上記に当てはまる訳ではないと思いますが、誰しも共通しているのは「自分らしい理想の生活を手に入れること」を目標とするところでしょう。
だから、次の段階に進まないと辛くなってしまいます。
理由③:本当はWeb制作があなたに合っていないから
無理して上記の「向いている」の項目に合わせている可能性もあります。その場合には無理をせず別の方向性に進むこともおすすめしています。
Web制作以外にも、リモートである程度の収入を達成する方法はあります。
具体例としては下記のものがあげられるでしょう。
- せどり
- 動画編集
- ブログ
- アフィリエイト
- Webライティング など
Web制作の学習をある程度してみて、どうしても辛ければ、別のことに挑戦してみるのもよいでしょう。
Web制作に向いているけど辛い人のすべき行動
では向いている人は何をすべきなのか、についてお伝えします。
行動①:行動自体を改める
ある程度学習に時間を割いているにも関わらず、成果につながらない場合には行動を見直しましょう。
成果=正しい方向性×行動量
とよくいわれますが、方向性が正しいかを振り返る必要があります。
もし、学習時間も十分にとっているにも関わらず、案件獲得がまだの場合には、僕の「逆算ロードマップ」を一度、ご覧になることをおすすめします。
学習方法だけではなく、案件獲得のための営業方法まで詳細に記載しています。
ちょっと長いですが、再現性を重視して、4万字以上のボリュームで仕上げた自信作です。ご興味があれば、ぜひご覧下さい。
https://kaki-lab.org/beginer-loadmap/行動②:学習方法を変える
学習方法を変えるのもおすすめです。僕が考えつく学習方法は下記の通りです。
- 本
- Progateなどの学習サイトサービス
- Udemyなどの動画サービス
- デジLIGなどのスクールサービス
僕が抵抗なくHTML・CSS、JavaScriptの学習をできたのは、大学でC言語やPython、インターン先で少しだけHTMLを触ったからかもしれません。
人それぞれ、バックグラウンドによっては、いきなり独学は厳しい可能性もあるでしょう。
そのため、人それぞれ適したサービスがあると思うので、現状辛い場合には別の学習方法を検討してみてはいかがでしょうか?
行動③:業務範囲を絞る
業務範囲を絞るのも一つの手です。というのも、Web制作と一括りにいっても様々な業務があります。
- 営業
- デザイン
- HTML・CSSコーディング
- WordPressカスタマイズ
- Shopify
- WordPressテーマ制作
すべてを行おうとすると専門的な技術がいくつも必要になり、その分インプット量も多くなります。
そのため、一部に特化して、成果を出しやすくするのも一つの手だと考えています。
まとめ
この記事では以下のことについてお伝えしました。
- 向いている人の特徴10選
- 不向きな人の特徴5選
- 向いているのに辛い理由
- 向いているけど辛い人がとるべき行動
ぜひ自分の適性を見極めたり、行動の振り返りをしてみてください。
もっともこれは僕の主観的な考えなので、全員に当てはまると限りません。不快な思いをさせてしまったら申し訳ないです。
特定の分野で一定の結果を出すためには、適性を活用することはとても大切です。ぜひ、適性を発揮し、理想の結果につなげてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。