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【図解】見積書の書き方|10分で正確に作成【初心者でも安心】

悩んでいる人

見込みクライアント様から「見積書ください」といわれたけど、どうやってつくろう?

この記事ではこのようなお悩みを解決します。

慣れていない見積もり作成は難しいですよね。

  • 税金は?
  • 項目はどうする?
  • どうやって送付するの?
  • テンプレートはないの?

など疑問はたくさん出てきます。僕も見積書を初めて作成する時は困ったので、気持ちがよくわかります。

この記事では僕の実体験を踏まえて、見積書の作成から送付までについてお伝えします。

そもそも見積書とは?請求書との違いは?

見積書とは、金額・量・期間・行動などを前もって概算して記載する文書です。

要するに「このくらいの金額でこの内容のお仕事をしますね」という提案書みたいなものですね。

見積書の内容に双方が納得したらお仕事がスタートします。

見積書の2つの目的

見積書の目的は大きく2つです(あくまで僕の考えなので、法律上もっと大切な役割があったりするかもです)。

目的を理解せずに提出すると問題が生じる可能性があるので、目的をしっかりと把握しておきましょう。

目的①:作業内容・費用の可視化

1つ目の目的は、作業内容と費用を可視化することです。会議中では言葉上での提案や費用になってしまっているので、それを文書にすることで簡潔に案件内容を整理できます。

また、可視化しておくと第三者と共有しやすいため、クライアント様の会社で共有するためにも見積書を作成します。

目的②:案件着手後の金額変更への抵抗手段

2つ目の目的は、抵抗手段です。

案件着手後に減額を請求されたりすることがあるかもしれません。その際に一度同意した見積書は納得した証拠として力を発揮します。

見積書と請求書の違いは?

見積書は事前に金額の概算を伝える文書です。

一方、請求書は最終的な金額を伝える文書です。

提出するタイミングと金額が確定しているか否かが大きく違うところですね。

見積書に記載すべき15個の項目

  1. 宛先
  2. 発効日
    いつの取引か後から見た際にわかるようにしておきましょう。
  3. 見積書番号/連番
    全部のクライアント様共通の連番を用意して記載します。こちら側の管理をしやすくするためです。
  4. 提出者の情報
    名前、住所は必ず記載しておきましょう。
  5. 見積書の有効期限
  6. 商品名
    誤解が生じないレベルまで詳細に分けて、記述しましょう。
  7. 商品の数量
  8. 商品の単価
  9. 商品の金額
  10. 小計
  11. 消費税
  12. 合計金額
  13. 備考
    何についてのお見積もりなのかを明記してあげましょう。

見積書を作成する際の3つのポイント

ポイント①:リスクヘッジのために詳細に書く

項目や金額は大まかに書かず、詳細に書きましょう。

「こんなに依頼したつもりはない」とか「この金額でもっと制作してくれると思った」などの問題が生じる可能性があるからです。

信頼関係に傷がついてしまう可能性は少なくないでしょうし、最悪裁判等に発展する可能性もなくはないので、できるだけ詳細に記述しましょう。

HP制作 1式 27万円

TOPデザイン 1ページ 6万円
TOPコーディング 1ページ 6万円
下層デザイン 3ページ 3万円
下層コーディング 3ページ 2万円

合計 27万円

ポイント②:単位は合意を図れればOK

見積書で提出する際、単価×数量となりますが、単位に困ることがありますよね。ここは合意が取れれば、なんでもOKです。

ポイント③:始めから値引きはしない

見積書を提出する段階で、値引きをする必要はありません。あなたの価値を発揮できる金額を提示しましょう。

値引きするとしても「少し金額を相談したい」といわれてからでよいでしょう。

ネットにある見積書のテンプレを使用しても問題ない?

結論「問題はほぼない」です

ネット上にあるエクセルなどでできている見積書テンプレートを使用することは問題ありません。

以下のサイトでエクセルの見積書を配布しているので、使用を検討している方はぜひ下記の見てみてください。

テンプレはミスの可能性があるのでおすすめはしません

上では、エクセルテンプレートをご紹介しましたが、僕はエクセルテンプレートの使用はおすすめしていません。理由は下記の通りです。

僕がテンプレを推奨しない理由
  1. 関数を崩してしまったらミスが生じるから
    消費税や小計の計算などに関する関数を崩すと、請求金額を間違えてしまうなどのミスが生じます。
  2. 毎度ゼロから情報を記入する必要があり時間がかかるから
    毎回、同じクライアント様であっても、顧客情報を記入してから費用を記入する必要があり、時間がかかります。
  3. データ紛失の可能性があるから
    PDFやエクセルのデータは紛失しやすいです(クラウド保存と比べて)。

おすすめはfreee会計

僕は総合的に考えてクラウド会計サービスの「freee会計」を利用し、おすすめもしています。

おすすめする5つの理由

理由①:関数などを消す恐れがないため、正確

freee会計では、関数部分はシステムに内蔵されているため、消してしまったり、変化してしまったりすることはありません。

そのため、計算ミスなどが生じず、正確な状態で、見積書を作成することが可能です。

理由②:すばやく見積書を作成できる【10分程度】

入力すべき箇所が明確であり、半自動で計算をしてくれます。そのため、素早く見積書を作成することができます。

見積もりの時間はお金を生み出さないので、この時間を短縮できるのは嬉しいです。

理由③:なくさないので、問題が起きた時に対処しやすい

freee会計はクラウド常にすべてのデータが保存されます。そのため、紛失のリスクに備えられます。

せっかく身を守るための見積書なのに、紛失してしまっては元も子もないですからね…。

もちろん、PDFなどにしてあなたのパソコン内に保存しておくこともできます。

理由④:そのまま請求書に移行できる

見積書からワンボタンで請求書に移行することができます。そのため、請求書を作成する際には短時間で請求書を作成することができます。

僕も、以前作成した見積書を請求書に変え、その後、請求書の一部を変えて提出させていただきました。

そのため、請求書作成にかかった時間は5分程度でした。

理由⑤:経費計算や確定申告書の作成ができる

経費計算や確定申告の作成は、個人事業主をする上で避けられない難関です。

とても面倒だし、複雑です。

freee会計は経費計算や確定申告書の作成もできてしまうんです。

僕はこの点からもfreee会計を選択しました。

freee会計の利用料金

freee会計を個人で使う場合には3つのプランがあります。結論、一番安い「スタータープラン」でよいと考えています。

僕は月額980円の「スタータープラン」を利用していますが、現状不満はありません。このまま使い続けようと考えています。

freee会計の主なプランは下記の通りです。

スタータースタンダードプレミアム
料金980円/月1,980円/月3,316円/月
見積書・請求書
の作成
確定申告書の
作成・出力
銀行口座やクレカ
との同期
領収書の写真の
読み取り
×
(月5枚まで)
メールサポート
(優先対応)

(優先対応)
電話サポート××

ご興味のある方はfreee会計をチェックしてみましょう。

freee会計のデメリット

freee会計のデメリットはお金がかかることです。

エクセルのテンプレを使って見積書・請求書をつくり、自力で確定申告書をつくることができれば、このデメリットは避けられます。

とはいえ、僕は「勉強すればできるだろうけど、その時間を案件に回した方が得するだろう」と思って、自力作成の道は選びませんでした。

無料期間を利用して最初のクライアント様を対応してみる

僕は「無料期間が1ヶ月あるので、初めての見積もりなどで試してみるとよい」と考えています。

僕は最初はfreee会計を使い続けるつもりではなかったのですが、見積書・請求書の不備が怖くて、freee会計の無料登録をしてみた感じです。

「合わなかったらやめればいっか〜」的な感じです。笑

ひとまず直近の案件の見積書を正確に素早くつくるためにも、無料で試してみてください。

試し方はすぐ下で解説します。

freee会計の使い方

図解を用いて、見積書の作成方法をお伝えします。登録までに5枚、見積書作成に8枚の図解を使用して、丁寧に解説していきます。

下記のボタンより、freee会計の登録画面にジャンプできます。

freee会計への登録方法【図解5枚で完了】

▲①新規登録をクリックします。

▲②アカウントを作成します。無料アカウントの作成なのでご安心ください(クレジットカードの登録はありません)。

▲③「業種」「会計のやり方」「年度」を選択します。

▲④プランを選択します。多くの方はスタータープランでよいと考えております。

▲⑤完了です!

freee会計で見積書を作ってみる【図解8枚で完了】

▲①「見積書を作成する」をクリックします。

▲②「取引先」の入力エリアをクリックします。

▲③取引先の登録がないので、「新規登録」をクリックします。

▲④クライアント様の情報を記入した後、「見積書の作成を開始する」をクリックします。

▲⑤見積書の内容を記入します。項目が足りなければ、「+」ボタンを押して、行を足します。

▲⑥「Webで共有」か「メール添付」でクライアント様にPDFファイルを送ります。僕はいつも「メール添付」を選択しています。

▲⑦必須項目を記入した後、「メール内容を確認する」をクリックします。

▲⑧内容に不備がないことを確認したら「スマート見積書を送信する」をクリックして、見積書送付完了です。

freee会計で請求書を作ってみる【図解2枚で完了】

▲①見積書を開き、「請求書に変換」をクリックします。

▲②請求書ができました。あとは、見積書と同様に、メール送付したりすればOKです。

メールでの見積書送付のコツ

送付時の文言

送付の文言は失礼がなければ基本的になんでもOKです。僕が使用しているテンプレを下に紹介いたします。ぜひご活用ください。

株式会社●● ●●●●様

お世話になっております、●●●●です。

先日お打ち合わせをさせていただいた●●●●のお見積書を本メールに添付いたします。

ご検討いただけますと幸いです。

ご不明点などがありましたら、ご遠慮なくご相談ください。

引き続きよろしくお願いいたします。

メールにおける3つの注意点

注意点①:件名はクライアント様が見つけやすいようにわかりやすくする

件名はクライアント様のメールボックスに埋もれないようにわかりやすいものにしましょう。

見積書について

【かきらぼ】●●●●についてのお見積書

クライアント様が多数のメールを日々処理していて、埋もれやすいという前提のもと、目立ちわかりやすい件名にしましょう。

注意点②:できればCCにクライアント様の別の方を入れる

クライアント様の会社の別の方をCCに入れましょう。一人だと見逃してしまう可能性があるので、そのリスクヘッジとして二人に送付する形です。

注意点③:メールとは別にチャットツールを使用している場合にはそちらでも一報する

chatworkやTeams、GoogleMeetなど、チャットツールを使用し始めている場合には、そちらでも見積書を送付した旨を連絡しましょう。気づいてもらいやすくするためです。

まとめ

この記事では見積書の書き方について、そして、おすすめの会計サービス「freee」についてお伝えしました。

見積書の作成自体はお金を生み出しませんが、記入に誤りがあると大きな問題に発展しやすい厄介なものです。

ぜひfreee会計を利用してみて、素早く正確にお見積書を作成してみてください。1ヶ月目は無料なので、試してみる価値ありです!

最後までお読みいただきありがとうございました。